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【主張】首相ダボス演説 アジア支援で実行力示せ

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が1日、閉幕した。会議の主要な議題は、米国発金融危機に伴う世界同時不況への処方箋(せん)や気候変動問題だった。

 ダボス大阪 出張 エステは世界の政府首脳や企業トップらが集まる年1回の会議で、国際世論に向けた発信力が問われる舞台である。

 オバマ政権がスタートしたばかりで米国からの主要閣僚らの出席はなかったが、中国の温家宝首相とロシアのプーチン首相らが会議早々に演説し、存在感を示した。その中で、麻生太郎首相も昨年の福田康夫首相に続いて参加した。首相の積極姿勢は評価できる。

 麻生首相の演説で最も注目されるのは新たなアジア支援を打ち出した点だ。「アジアの内需拡大に向けた協力強化」として総額170億ドル(1兆5000億円)のアジア向け政府開発援助(ODA)供与の用意を表明した。

 アジアは世界人口の約4割を占める。ここ数年の平均経済成長率は約4%と潜在的な成長力は高い。世界の成長センターになっているアジア市場に着目し、経済協力を世界経済の浮揚につなげる発想を示した。一方で、保護主義に陥らない開かれた経済をめざす方向性も強調した。

投稿者 こっきん 14:21 | コメント(0)| トラックバック(0)
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